常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Cherry-well教育実習6日目

Camel先輩の「待つ教育」について違った視点から,学んだことを書かせて頂きます。私の指導教諭の先生は,生徒がみんなの前で発表させる機会をたくさん作られます。今日は道徳の時間に「私の良いところ」についてグループで話し合い,発表させ,生徒同士でコメントのやりとりをしたそうです(一緒に道徳を行う予定でしたが,他の授業見学が入っていたため参加できず,後ほど先生から話を伺いました)。クラスの生徒の中には,みんなの前に出ると緊張してしまい話が出来ない生徒,内気な性格故に話せない生徒がいるため,発表し終えるまでにかなりの時間がかかってしまうこともあります。そのため,沈黙の時間が長くなると,普段積極的な発言をする生徒からは「もういいよ,次の人に移ろう」という言葉が出て来たそうですが,先生は最後まで話を聞こうとクラスの生徒に話し,発表者に最後まで話させてから次の生徒に移られたそうです。
クラスには,多種多様な生徒がいて,ときには発表できないことがその生徒にマイナスに働いてしまうこともあります。しかしその中で,「待つ」ことが発表する側にとっては最後まで発表できたという「自信」あるいは「達成感」に繋がり,聴く側にとっては相手を理解すること,認めてあげるということの訓練に繋がってくるのだなと感じました。(ゼミ生cherry-well)