海援隊の英語いろは
昨夜はショックを受けていたのに,ディーラ−でかけて居並ぶ新車群を見るともう前を向いちゃいました(転換の速さは小山本並み!)。趣味のクルマに走り過ぎたので,違う話題を。
日曜日夕方にTVにかじりついている人も多いと思いますが,坂本龍馬が中心となって結成した貿易結社 海援隊(三菱商事の元の元)は以下のような英語の冊子をまとめていたのです。
表紙です。
少し上がきれていますが,ご存じ,ABCです。毛筆で英語の原音を書きとどめておこうとした先人の努力が読み取られます。中濱万次郎(ジョン万次郎, Jong Mang)が指導にあたったと言われています。
単語編です。綴りの誤りはありますが,それは仕方のないことです。
このように龍馬達はまったくゼロから,日の本(ひのもと)のために,そして,生きるために英語学習をはじめたのです。語彙や文法は書きとどめることができますが,音声は一番の難題だったことでしょう。それでも一歩ずつ,少しずつ,音声知識を集積していったのです。日本人がどのように英語音声知識を取り込み,自分たちのものにして行ったのか。それをまとめることをライフワークにしています。(UG)