常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

予選落ち

マスターズの2日目が終了。石川 遼選手は残念ながら予選落ちしていましました。今回はこの「予選落ち」についてです。いつものことながら,THE DAILY YOMIURI(2010年4月11日)の記事から。

Japanese teen Ryo Ishikawa suffered a back-nine meltdown and missed the cut for second successive year at the Masters tournament on Friday.

リーダーズ英和辞典』(研究社 第2版)でmake the cutを調べると,「《ゴルフなどで》本選出場の基準点:make [miss] the cut〜予選を通過する[で落ちる]」とありました。加えて,週刊ST「日常生活スポーツ英語」(生沢 浩)の解説を以下に引用します。

「Make the cutはおもに「振り落とす目的で設けられたボーダーラインを突破する」というニュアンスがあります。ですから、予選通過、オーディション合格などでよく使われる言葉です。これと同様な使い方をされる言葉にmake the teamというのがあります。これは「チーム入りを果たす」という意味で、teamの代わりにroster(選手の登録リスト)、squad(チームの別の言い方、「隊」)としても意味は同じです。」
(http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/writer/english_sports/english_sports.htm?v=014)

この4月から田邉祐司ゼミにも8人の新3年生がmake the “seminar”(少し強引ですね)してきました。ゼミでは3年生終了時までに「TOEIC850点以上,英検準1級」という目標が設定されています。(もちろんmiss the cutであってもゼミから除籍ということはありませんが)お互いに切磋琢磨してmake the cutしてくれると信じています。(院生 小山本)