常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

学びの道標

Donald Lawrence Keene

昨日,基礎英語の収録後,田邉先生のお車に乗せて頂きながら帰っていると,車内のラジオからあるニュースが流れてきました。ラジオによると4月15日,アメリカの日本文学研究者でコロンビア大学名誉教授のDonald Lawrence Keeneさん(88)が,夏にも日本国籍…

信じることの大切さ

今日(2010/11/30)の読売新聞の投書欄「気流」にあった記事です。なんでもない文章かもしれませんがアップします。(院生 小山本)

山岸先生の講演会にはいきなよ!

既報の講演会が本日あります。時間がある人はいきなよ。時間がない人もなんとかしてください。山岸先生のことはたびたび「アンカー」とのからみで述べてきましたが、本当の「常時英心人」です。サインをもらっておいで。写真も忘れないように!ブログでも報…

努力は人を裏切らない

かねてから英語の勉強は「独学(独習)と共学(「共修」、学び合い)の往復」と口がすっぱくなるまで伝えていますが、それがわかってもなかなか実践、継続できないのがヒトの常。 でも、ちゃんとコツコツと続けている人がいます。皆さんの身の回りにいる人で…

読むということ それは貯まるということ

撮り貯めたビデオを倍速で観ていたら(1時間のドラマを10分で観るというバカなことをしています),日テレのドラマ「黄金の豚」に懐かしいものが! 本棚の百科事典「アメリカ−ナ」にはいろいろな思い出があります。山口県の高校教員時代に恩師と古本屋に出…

Feedback

先般,「外部講師による出前授業」でお邪魔した栃木県の某高校の先生からメールがありました。許可をいただいて一部掲載します。こうしたfeedbackが何よりの活力となり,わたしの英語教育修業の「道標」にもなります。(UG)田邉先生 英語授業、大変お世話に…

翻訳・通訳のトビラ

田邉ゼミでは,卒業研究の一環として通訳コンテストに参加します。そのコンテストまで残りわずかです。そんな今日この頃,以下のコラムを偶然見つけました。4年生の何かの力になることを願います。 http://www.alc.co.jp/hontsu_t/interview_03.html (ゼミ…

simultaneous interpreting

本日(09/11/10)の「朝日新聞」"be on Saturday"(青版)のコラム「サザエさんをさがして」は同時通訳を採り上げていました。とりたてて目新しい情報はないものの,読みながら,ブースに入っていたあの頃のことをあれこれと思い出していました。とくに失敗…

Et tū, Oxford?

本日の東京新聞(08/31/10)から。そういう時代なんですね。ちなみにわたしは初版,二版と紙ベースのOEDを愛用してきました。英語の道標がまたひとつ消える感じがするのはおじさんだからでしょうか?(UG)

K検定試験

英語資格試験の中でも,難関といわれる某検定の二次試験が昨日行われました。一次を突破した受検者が猛暑の中,日本各地から面接にのぞみました。 試験官としてかかわるようになって,すでに4年。当然ながら,詳しく述べることはできませんが,みなさんの英…

Never take yes for an answer

こんな記事(「読売新聞」夕刊 07/08/10)を読むと,やはり思いをめぐらせるのはこの国の英語教育のあり方です。救われてよかったね,有村さん。(UG)

無菌の状態は何をつくるのか

「基礎体力,心の力」と同じ意味合いの天声人語です。ついでにその英訳もご賞味あれ。(UG) 2010年6月11日(金)付 亡くなった多田富雄さんが読売新聞に連載していた「落葉隻語」は、ライバル紙ながら楽しみだった。今度一冊にまとまったのを読み(青土社刊…

基礎体力,心の力

やや旧聞に属するが,5/31/10のNHK「ニューズ・ウォッチ9」中の「特集:どう教える 体の使い方」は非常に示唆に富む内容だった。番組は山梨大学の中村和彦准教授による調査(幼稚園年長園児のボール投げ方)の紹介からはじまった。ビデオ画面を通して,腕し…

読むことの大切さ

わかりきったことですが,読むという行為は深い思考力に結びつきます。ブログを主宰していて若干の矛盾を感じないこともなきにしもあらずですが,英語が今イチ伸びない学生のほとんどが新聞を読むということ(すら)を習慣にしていない現実に直面します。以…

中田VS本田

サッカーの名手Persimmonの前にコメントしておきます。本日,「完全版」が放映された2人の対談をかぶりつきで観ました。サッカーのことはまったくわからないけど,二人の「意識の高さ」にはなるほどと思わされました。とくに中田氏が語った日本代表のサッカ…

先生,TOEICの問題集何やればいいの?

「TOEICの問題集はどれがよいのか?」という質問をよく受けます。答えは各人が自分で見出していくものだと思いますが,あまりに多いので,逆にそれを利用して,課題としてうちのゼミ生,院生,留学生の有志に選別作業をさせてみました。 以下は,約2ヶ月,…

クローズアップ現代

今夜,この番組に出会えたことは一生の宝物です。風の画家 中島潔が母にささげた「大漁」...。言葉が紡げません。再放送は今夜,0:15より。NHK衛星第2。

マージン書きということ

辞書紙面の上下にある余白(マージン)はご存じですよね。あそこは引いたときに思いついたこと,感じたことなどをメモってくださいというスペースです。なんて,これは高校教員時代の恩師がそうされていたのを目の当たりにして,それからはじめた習慣です(…

escalator

大学の10号は,今日もお祭りの人出で,エスカレーターが大活躍。教室に向かう途中,頭の中ではdefinition gameのスイッチが勝手にONになります。目に飛び込んでくるものを,自分なりに英語で定義する習慣。もちろん,四六時中ではありませんが,これは続ける…

英語表現力 「秘中の秘」の開示

表現力の向上に,そして,メインテナンスに,ラジオやテレビの部分英訳などをずっと続けています。定番のニュース番組を筆頭に,不定期に日→英,英→日の「往復運動」は,ちょうどラジオ体操のようなもの。完全ではありませんが,もはやこれは日常化していま…

留学生と語彙学習

Persimmon柿生です。実は,私,1年半前から国際研修館という寮に住んでいます。ここは専修大学に日本語を勉強しに来る短期留学生の寮で,まるで異国にいるようです。留学生と一概に言っても,世界各国からやってきます。現在はカナダのカルガリー大学から23…

語彙学習のポイント

ホント,ポイントだけです。(by UG)○語彙学習へのtips ・ベストメソッドは存在しない→自分自身の手法を編み出す 個々人の学習要因 ・動機→自己関与,感動,喜び, etc→学習の継続 ・目標,達成項目 ・intensiveな手法とextensiveな手法 ・学習スタイル,性…

英語思考を誘発する本

蔵出しです。もう何回目の再使用でしょうか。英語ライティングの基礎をつくってくれた本の紹介です。(by UG)(ニュース専修2004年1月号原稿) 「英語学習のための読書ガイド」(第7回) 『和文英訳の修業』(佐々木高政,文建書房,1991年,1,785円) これ…

常時英心

蔵出しです。ブログのタイトルの由来を書いています。ご賞味あれ。(by UG) - (ニュース専修2003年7月号原稿) 英語の学習十人十話(第2話)前回は各種検定試験がテーマでしたが,第二話は語彙力増強に絞って,「常時英心」というお話を一席。これは海外に…

コミュニケーションとは生きること

蔵出しです(いつまで続くことやら)。『育友』No. 115, p. 46. 専修大学育友会からです。(by UG) - 1コミュニケーション能力=会話力? 今、企業が学生に求めるものに「コミュニケーション能力」があります。よく耳にする言葉ですが、これを「=会話力」…

横糸をつむぐ: 英語を書くこと

蔵出しシリーズ第?弾!昔,研究社の『現代英語教育』(良質な専門誌でしたが,残念ながら休刊)に連載していたときのエッセイです。 - 与えられた和文の意味をくみ取り、推敲を重ねる。試訳と訳例を比べ、自己添削する。がっかりしたり、満足したり、発見し…

愛(め)でる辞書

このエッセイもいろいろなところで発表してきました。紙の辞書を使うことは言葉を学ぶための通過儀礼です。まずは紙の辞書を1冊,徹底的に愛でてください。そこから何かがはじまります。(by UG) - もはや「紙の辞書」は英語学習者の標準装備ではないのだ…

「英文法の離見」

またまた,昔のエッセイで埋め草をいたします。「英語学習のための読書ガイド」(第4回)として寄稿したものです。道標になることを願って...。(by UG) - (『ニュース専修』2004年8月号より)『英文法解説改訂三版』(江川泰一郎,金子書房,1991年,1,78…

はじめるあなたへのメッセージ

以下は入学ほやほやの大学1年生への英語学習メッセージです。(by UG) - 外国語習得の鍵は何よりも,あなた自身の「心」の中にあります。目標とする外国語が第一言語ではなく,生きるための手段でもない日本のようなケースでは,各人の「思いの深さ」が,…